尾崎 直道 Naomichi Ozaki

１９５６年尾崎家三男として徳島県海部郡宍喰町に生まれる。愛称はジョー。同じくプロゴルファーで兄の尾崎将司（ジャンボ）、尾崎健夫（ジェット）と３人で「尾崎３兄弟」と呼ばれる。

ゴルフを始めたのは１５歳。２人の兄を追うように飛び込んだプロの世界。初勝利は８年目の１９８４年と遅咲きだったが、同年に３勝を挙げて賞金ランク２位に躍進。８８，８９年と長兄・将司に及ばず賞金王を逃したが、９１年には残り３試合時点で賞金ランク４位から『カシオワールドオープン』『日本シリーズ』と連勝。逆転で賞金王の座に就いた。

９３年には米ツアーのシード権を獲得して０１年までプレーした。最高成績は２位。その間、国内でも結果を残してきた。９７年の『ヨネックスオープン広島』で通算２５勝に到達して永久シード権を獲得。９９年には米ツアーシード権を守りながら国内では３勝を挙げて２度目の賞金王を獲得する。この年は未勝利だった『日本プロ』『日本オープン』を制し、史上５人目の日本タイトル４冠を達成している。

０５年には４８歳で『つるやオープン』『中日クラウンズ』で２週連続優勝を果たす。５０歳となった０６年には再び米国に渡ってチャンピオンズツアーに参戦。同年の『フォードプレーヤーズ選手権』ではツアータイ記録となる８連続バーディーをマークした。プレーオフで敗れた０７年の『ボーイングクラッシック』など２位は２度あるが、優勝にはあと一歩届いていない。１２年には初めて国内シニアツアーに本格参戦。２勝を挙げて見事に賞金王に輝いた。レギュラーツアーでは『ダンロップフェニックス』で５６歳にしてホールインワンを達成。記録が残る８５年以降では長兄・将司の５７歳に次ぐ２番目の年長記録となった。